New!! 健康e-news 5-6月号  便利な家庭の常備薬 (ドイツ) Vol.1 New!!


海外でいきなり病気!
日本にいるときでしたらそれほど心配しなくとも 『どうにかなる!』 と思える事でも、海外ですと勝手が違う事もあり、ついつい不安がちになってしまいませんか?
弊社によくある薬に関する質問をもとに弊社提携の内科一般医 Dr. Lasius, Alexander と小児科医 Dr. med. Joel, Siegfried と共に簡単な常備薬ガイドをお届けします。
また、乳児・小児の常備薬とスキンケアの詳細は、7月以降に当健康e-newsにて掲載させて頂きます。


便利な常備薬:
(処方箋なしでもApotekeで購入できる製品ですし、定期健診などの時などに医師に処方箋をきってもらうのも一案です。)


種別
薬品名
使用目的
備考
解熱鎮痛薬 Paracetamol 発熱・頭痛・歯痛・生理痛の緩和
軽度の扁桃炎の痛みの緩和
・腰痛・関節痛などの緩和など
※1参照
Ibuprofen
胃腸薬 Ibnogast Tropfen 胃酸が強い方の腹痛 制酸剤
Buscopan 腹痛・生理痛 鎮痙剤 ※2参照
去痰薬 Mucosolvan 痰をきりやすくする
・(痰の絡んだ)咳を静める
※3参照
ACC -Akut
NAC -200
感冒薬 Echinacin Saft 免疫調整剤 ※4
傷薬 Betaisodona Salbe 傷の殺菌作用もあります。 ※5
Stniskips 傷口を乾かし、化膿を防ぐ
熱傷 (やけど) Brand- und Wundgel 軽度のやけどや傷の治りを早める ※6



※1 風邪などで熱が38℃を越えてしまった時や生理痛を緩和させるなど様々な目的で利用できます。比較的アレルギー報告が少なく、胃腸にあまり負担をかけずにご利用いただける医師・薬剤師などが頻繁に薦める製品群です。胃腸の弱い方の場合、痔などがなければ坐薬をご利用になられた方が、より副作用の心配がなくなります。

※2 胃酸が強く、空腹時や早朝にお腹が痛くなる方向けです。食後により痛む方は医師の診察をお受けください。

※3 お腹があまりよく動かず、ガスがたまってお腹が張っているような場合には使用しないでください。

胃腸薬: 当地では、胃腸の調子が少々悪いくらいでは一般的に薬を処方しません。(特に乳幼児) また、ひどい感染症に罹った時などは、抗生物質が処方されますが、本人が胃腸がとても弱く(胃炎・胃潰瘍・十二指腸潰瘍などを度々患うなど)、なおかつ医師に希望を伝えなければ、胃腸薬は一緒に処方されません。
また、ちょっと食べ過ぎた・胃がもたれる・胸やけがする・二日酔い などといったときに、ご自身の体質にあった胃腸薬を日本から持参されると便利です。

※4 ちょっとした風邪ならば3日も寝ていれば治る! とドイツ人はよく言いますが、皆が3日間もベットに張り付いていられるわけではありません。そんな時に便利なのが、日本の総合感冒薬です。

※5 
傷が深い場合は、止血をして、なるべく早く病院で手当てを受けるようにします。浅めの傷は、傷口を石鹸などを利用してよく洗浄するか消毒液で消毒をします。Bepanten Wund -und Heilsalbe などは、赤ちゃんにもお使いいただける製品で多くの薬剤師が薦める製品です。

※6 まずは冷水や氷で十分に患部を冷やす事。中度〜重度のやけどは必ず医師の指示に従ってください。軽度のやけどの場合、冷やした後に薬を塗っておくと比較的早くきれいに治ります。


薬を購入する際には、必ず薬剤師に相談をした上で、ご自身にあった製品ならびに服用(使用)方法をおたずねください。また、薬をご利用になっても症状が全く変わらない・症状が悪化する・副作用が気になる場合などは、直ちに使用を停止し、医師の診察を受けてください。
また、医薬品は直射日光を避け、湿気の少ない涼しいところに保管をし、有効期限を必ずお守りください。



 一般内科医
 
Lasius, Alexander (ラジウス医師)

 Am Wehrhahn 12, D-40211 Duesseldorf

 Tel: 0211- 367 70 86
 Fax: 0211-367 70 84

 診療時間: 月〜金曜日 (日本語での受診は木曜日午前。意外は要相談)
 午前診  9:30〜12:00
 午後診 15:30〜18:00

 日本語サポート: 
 Tel: 0211 691 3202 / 0170 6560 586




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